私、実際にお会いした方にはよく「あなた、話すの得意(好き)だよね?」と言っていただきます。
でも、実は違います。
色んな苦難を乗り越えて、やっと他人との会話に楽しみを見出せるようになった元「コミュ障」です。
克服までの道のりが「文章が苦手」という方の克服のヒントに近いのかな?ということに気づいて、ちょっとずつ紹介してみようかなと思いました。
本日は「なぜ会話を苦手と感じたのか」という原因探しのお話です。
私はよく、会話のすれ違いが起きるタイプでした。
回りくどい・話が長い・内容が難しい・要点を喋ろ etc・・・
雑にまとめると「なにを言っているかわからない」と言われ続け、見事に多感で繊細な10~20代前半くらいまで、他人との会話が怖くなりました。
会話が怖い、のままでは社会人生活は乗り切れません。
対処するために、原因を探すところから始めました。
当時、カウンセラーさんのお世話になったり、営業系の仕事をするようになったのでビジネス書を読み漁った結果に探し出せた原因が4つ。
1~3については、自分の意識や訓練でだいぶ改善でき、会話のストレスを8割方減らすことができるようになったのです。
4のパターンの場合だけは例外。
「自分の意識や訓練」の話になるのですが、対処法として「相手の理解度に合わせて話す」ということをする以外には方法がありません。自分の手数を尽くしきったと感じたらそこでTHE・ENDなので、病むほど頑張らなくていいです。
1~3についての解説をしていきます。
「情報の整理」ができていない状態です。聞き(読み)手に内容を「整理させ」なきゃいけないため、どうしても会話の理解に時間がかかります。
理解に時間をかけなければいけないため「会話のすれ違い」を生むのです。
いわゆる「会話の趣旨を理解していない」のパターンです。
彼氏に「共感」を求めて話していた彼女が、「解決策」を提示されてケンカになる…という例のように、「相手の求めていることが違うままボールを投げ返した」ことになるので、聞き(読み)手はストレスです。
「話が長くて疲れられる」がこのパターンです。前述と近いのかな?
例えば社内で「コピー機の場所はどこ」と聞いてきた相手に対して
「この部屋の東端の、ウォーターサーバーの横だよ」
と答えればいいものを
「今この部屋には、コピー機は全部で3台あるけど、メインの機械でいい?みんなが良く使うのは東端にあるやつだけど、はがきやCDラベルの印刷をしたいなら部屋の真ん中にある小さすぎてコピー機と分かりにくい機種を使えばいいし…」と答えるかんじ。
「いやいや、とりあえず使えればいいんだよ。はがきやラベルはどこからでてきた?東端でいいんだな?」と絞り込んでない情報をすべて与えられた聞き(読み)手はストレスに感じてしまうのです。
原因を見つけた私は、解決策を考えはじめました。
解決策については、近々ご紹介してみますね。