更新日がグダグダになりつつありますね…気をつけねば。
今回は、当たり前だけどなかなかできないよね、というお話で久々の「文字バカ人間による文字を生み出すコツ」講座を行います。
先日、実母と会話した時のこと。
とある会社の共通の知り合いである佐藤さん(仮)について話していました。近所の親族のお家を直すのに、佐藤さんを業者として呼ぶのに、母親も付き合った時の内容です。
実母「鈴木さんがねー、商品の話をしててねー。こうでね、ああでね…」
…鈴木さん(仮)って誰だろう。たしか、佐藤さんの会社は従業員がもう一人いるっていってたけどな。その人かな?
実母「鈴木さん(仮)、自分の会社のように熱心にセールストークしてたよ」
佐藤さんは知ってるけど、鈴木さんは知らないよ?誰?
と聞いたら、ここでようやく謎が解けました。
実母「あ!鈴木さんって、その前にうちにきた別の業者だ!ずっと私、佐藤さんじゃなくて鈴木さんっていってた?やだー」
母親は、佐藤さんのつもりでずっと鈴木さんと言っていたのです。唐突な鈴木さんの正体は言い間違いでした。
ガクッ
ここまでの話は極端でしょうが「Aって言ったつもりでBと言っていた」という話は、けっこうよくある話だと思います。
でも、これをやってしまうと、会話が正確に進んでくれません。双方に情報が少ないからです。
たとえば、私が実母と一緒に鈴木さんにも佐藤さんにも会っていれば「もしかして、人違い?」と思いつくことができたのでしょう。
しかし「母親が佐藤さんに会う」という情報しかない私は、鈴木さんの話なんて全く想像できません。対面の会話でも実際にすれ違っていたのに、文字だけなんてもっと伝わりません。
伝えたいことに対して正確なワードを使いましょう。
たとえるなら、こんな感じでしょうか。
文章が苦手、とおっしゃる方は真っ先に「表現力」や「語彙力」の話をしてしまいますが、正確なワードをつなげるように意識するだけで分かりやすさが変わると思います。
出来上がったものを読み直して、誤字脱字を見直すだけでも文章の質が上がります。…私も完璧かどうか聞かれたら怪しいのですが、いつも気にしているポイントであります。
ご参考までに。