まず初めは、プリミティブ・バニラさんによる「香り」選び。
普段の施術時もそうですが「アーユルヴェーダ」の考え方に沿って手作りされた3タイプ(ヴァータ・カパ・ピッタ)から選び、自分の今の心身の状態を判断する材料にします。
一つを選んでもいいし、全部がいい!でもいいのです。中には「好みだけでいうならこっちだけど、今自分が必要なものは…と思って選ぶとそっちだな」という人もいます。
ちなみに私はこの日「ヴァータ」でした。
※『風と空』の性質だそうで、ふわふわと身軽に動けるけど空回りしやすさもある…というお話でした。
その次は「JURIさん」のヨガ。
※外ヨガ→室内ヨガを行いました。
彼女の印象は、『圧』を感じない明るさにあふれた人。
例えるなら、太陽のようで、そのなかでも春先の穏やかな気候のやさしい暖かさがある印象です(真夏の猛暑日みたいなぎらついた熱を発する太陽だと辛いじゃないですか…)。
ヨガは、激しく体を動かすのではなく、ストレッチの延長のような運動。
伸びている・巡っている・温かい箇所…というような、全身の感覚を感じながら行う動きでした。参加者全員、プルプルして身体を伸ばしながら「すっきり」しました。
私は頭にエネルギーが滞っていたみたいで、ヨガの動きでキチンと巡らせることができたようです。全身を伸ばしながら目を閉じて感じ取れたのは、足裏に熱がいっているような感覚でした。全く足に意識がいっていなかったので、その感覚を自覚したのは驚きでした。
(他の方は、感情の動き・体と意識の相違・家族のこと、という感じで、それぞれ感想が違いました)
次は、最初に選んだ香りに応じてハーブ選びとハーブティー作り体験。
プリミティブ・バニラさんは、普段施術に使うハーブを自家栽培されています。全部で20~30種は並んでいたでしょうか。
最初の診断結果に合わせて「不足した要素を補う」感覚で、好きなハーブを選んでいきます。
私が選んだのは、バタフライピー・ベルガモット・月桂樹・コーンフラワー・シロツメクサ・レモングラス…だったはず。好きな青色を中心にして選んだら「眼精疲労に効果的」と言われているハーブばかりを選んでいました。
無心で・夢中になってハーブを刻んで、お湯を注いでいくと…
鮮やかな色のお茶ができました。
全てハーブとお湯だけでできたお茶なのに、香り豊かで味わい深いお茶ができたのが面白いです(プリミティブ・バニラさんの施術で、メニュー次第で飲むことができますよ)。
そして、ハーブティーが煮出されたタイミングで、「しゃりん舎」さんの特製弁当を頂きました。
お弁当を作ってくださった「位田 知子」さんは、物静かで柔らかな雰囲気を持っている印象でした。メニューの解説をして下さっている姿をみると、食材や料理に真摯に向き合う普段のお姿まで想像でき、実際に見てみたいな…と思ったくらいです。
メニューは、「発酵調味料」のみで仕上げた、きつく濃いわけではないのにしっかり味がするものでした。それを「食べるヨガ」(=食感・味覚・嗅覚すべてを使って『感情』(おいしい、この食感すき!・これって何の食材だろう?など)と一緒に味わう)で楽しむという時間。
と、こんな感じです。
素材を生かして調理して、こんなにカラフルなお弁当。料理って突き詰めると楽しいんだろうな…。今日の夕食、麹買ってこようかしら。
ラストは「オーダーメイドケーキ atelier YU」さんのグルテンフリースイーツ。
地元の有名菓子店での経験を経て、オーダーメイドでケーキを作られているとのこと。今回はご縁があって、米粉・天然色素を使ったフードカラー・無農薬ブルーベリー&エディブルフラワー(食べられるお花)で、素敵なケーキを作ってくださいました。
米粉でできたスポンジは柔らかな甘さ。コクのあるクリームは豆乳由来で重さがなく食べやすい。一心不乱にたべてあっという間に完食しました。
2児のお母さんである彼女は、ケーキの解説をしている間とてもウキウキしていました。ヨガとハーブティーのおかげでリラックスしすぎて頭がほわほわしていたので、細かくは覚えきれていないのですが(ごめんなさい)、それでも『ケーキにひたすら研究熱心』ということははっきり分かりました。
いま、グルテンフリースイーツは、相談が多いメニューの一つだそうです。
実際に食べて思いましたが、通常のケーキと差がないこの美味しさ。アレルギーなどでケーキを気軽に食べることができない子達にはきっとおいしく感じられるだろうなぁ。私ももう一回食べたい。
最後に、もう一度ハーブの香りをかいで、イベント前後の変化を体感して終わりました。
同じ香りなんですが、私は「よりはっきりと香りの細部を感じられる」ようになりました。「爽快感のある香りだな」から「爽やかだけどこんな香りも感じるな」という具合です。
各々「好きな香りがもっと好きになった」などの感想を持ちながら、イベントはお開きとなりました。
今回参加されていた「かんのさおり」さん。
普段は浦幌町でクラフトビール(RIKKA)作りをされています。穏やかにやさしく感情表現される方で「小鳥」や「小リス」を思い出すような可愛いらしさがある方でした。
あんな感じで可愛く大人な女性になりたいものです。
以前、仕事の兼ね合いで浦幌にいたことがある私。
不思議なご縁を感じました。そして作られているクラフトビールを一度飲んでみたい、酒好きの村梶でした♪
五感をフルに開放して終了したイベント帰り。用事が1軒あったのでささっと済ませて帰宅し、そのまま長めの昼寝をしてしまいました。
お疲れ気味で普段軽い不調を抱えていらっしゃる方。病院以外にも
など、身体をいたわる手段は沢山あります。機会がありましたら、こうしたイベントで「自分が最高に癒されるもの」を探してみるのもいいのかな、と私は思います。
皆様、良いお時間をありがとうございました。